2016年6月10日 10:00
「カブトムシゆかり」を知っていますか? 夏場は稼ぎ時でも大赤字 - "芸能界の二毛作"で貫く虫愛、イロモノ扱いを突破する信念
それはちょっと私にはできません。
コスタリカですごくかわいい羽虫の新種を発見したんですけど、申請するとその後はノータッチ。私は自然の中での元気な姿しか見ていません。申請すると標本になるので……私に見つからなければ幸せに暮らしていたんじゃないかと思うと、踏み込めなくなってしまいます。
○"虫好き女子"に対する周囲の反応
――本の前半部分で書かれていた「虫か女子か」がすごくリアルでした。虫への愛情はあるものの、周囲には理解されないため異性に距離をとられてしまう。その揺れ動く乙女心がすごく伝わりました。
今でも悩んでいます(笑)。
――そういう葛藤が原因で中学時代は「ギャル」の道に。その当時、虫好きのご両親はどのような反応だったんですか?
家では変わらず、虫と触れ合って楽しんでいました。ただ、プライベートと分けていて、なかなか理解されないので、友達の前では出さないようにしていました。小学校の頃に好きな男の子にダンゴムシをプレゼントしたら、「いじめ」として受け取られて先生から怒られたこともありました。
――そういう過去もあって、虫を好きになる人を一人でも増やしていきたいわけですね。