2016年6月21日 10:00
『貞子vs伽椰子』夢の頂上決戦、実現の舞台裏【後編】 - NBCユニバーサル・エンターテインメントジャパン・プロデューサーの証言「きちんと2者を戦わせよう」
や、「2016年夏きっとくる!きっとフール!」など、エイプリルフールを思わせるキャッチコピーを付けていきました。
実際に今回の作品の製作発表をした際も、エイプリルフールネタが実現!といった取り上げ方を多くされて、当時のネタの注目度を感じましたし、一般的な反響に加えて、業界関係者からの反響も多くいただきました。夢の企画の実現といった注目をされているなと実感しております。
●バトルは超能力? 肉弾戦? 呪い?
○正々堂々と戦わせることの苦悩
「貞子」シリーズのKADOKAWAさんと、「呪怨」シリーズのNNBCユニバーサル。普通だとライバル会社になりますが、今回のVSプロジェクトは、その2社が一緒に進めていくことで、1社ではなし得ない相乗効果を図ることが目的です。物語のスケールも映画の規模も単体の時よりもジャンプアップすることができました。
貞子と伽椰子という強力なキャラクターがいることは、良いところもある反面、一見するとギャグ映画にも見えてしまうところがあります。『リング』、『呪怨』両シリーズで描いてきた純正なジャパニーズホラーの怖さや質を落とさないように、また、それを観客の皆さんに伝えられるようにストーリーやビジュアルなど細かいところに腐心しました。