2016年7月15日 21:00
『ファインディング・ドリー』監督、『ニモ』からの進化に自信! ドリーに込めた思いも
――まず、前作からの映像の進化に圧倒されました。来日会見でも、「驚きを与えられる映像になった」と語られていましたが、特に自信を持っているのはどんなところでしょうか?
アンドリュー:いっぱいあるけど、一番は"海草の森"かな。作るのが難しかったというのもあるけど、ロマンチックだしユニークだし、そして、『ファインディング・ニモ』と『ファインディング・ドリー』の最も違う世界観をよく表現しているところでもあるから。前作で大海原を渡らなければいけなかったニモは、まるで砂漠を縦断するような感じだったと思う。それに対して、今回の海草の森は、森林のようにおとぎ話のようにいろいろなものが隠れていて、秘密があって、そこで迷子になったりして…というそれぞれの作品の性格をよく表していると思うんだ。
マクレーン:その通りだと思う! 付け加えるとしたら、キャラクターとしてのハンク。これは、技術面でも芸術面でも、われわれがどれだけ進歩を遂げているか、見て楽しんでもらえると思う。
――ピクサーの方はいつも徹底的にリサーチをされていますが、制作にあたって海に潜ったりしたんですか?
アンドリュー:今回は潜ってはないんだ。