2016年7月15日 21:00
『ファインディング・ドリー』監督、『ニモ』からの進化に自信! ドリーに込めた思いも
前作では潜ったけど、今回はむしろ水族館を重点的にリサーチした。特に、その中にいる魚たちから見た水族館はどんなものだろうということで、遊びに来た人が見ないバックヤードの部分…家具や排水管、スタッフが作業しているところなどを研究した。それによって、魚からの視点の水族館を作り上げることができた。
マクレーン:いわゆる水族館の舞台裏を正確に描写できていると思うよ!
――そのリサーチで気付き、実際に映画に取り入れたという何か具体的なエピソードを教えてください。
マクレーン:タコを展示している水槽は、人工芝で囲っているんだ。なぜかというと、タコの足がそれだとくっつかず、逃げられないから。タコは脱出を試みるという習性があり、それを防ぐためにそういった工夫が施されている。何度もタコが脱走してタコを見つけるという話は実際に物語に取り入れたし、擬態化という点もリサーチから学んだものなんだ。
――ドリーの赤ちゃん時代"ベビー・ドリー"がとてもかわいかったです! そのベビー・ドリーから、何段階かドリーの成長が描かれていましたが、ドリーの成長を描くにあたって意識した点は?
アンドリュー:どのくらい長いこと海を彼女がさまよっていたのか…悲劇だと思う。