2022年9月19日 12:30
松山ケンイチ、ムロツヨシとのタッグで“役者人生”の変化受け止め…互いに刺激と信頼
松山:多分、この時の溝口さん(吉岡)は、まだすき焼き食われたこと怒ってる。
ムロ:まだ怒ってるの!?(笑) まだ怒ってたかあ。
松山:根に持ってる(笑)。でもそういうこともありつつ一緒にやっていける関係というのは、やっぱりすごくいいなと思うんですよ。多分、この人(ムロ演じる島田)はすき焼き食べたこと、まったく忘れてますよね。
ムロ:全然忘れてます。感謝の気持ちすらもうなくなってます。
――実際お二人は、「こういう風な最期を迎えたい」などご自身の死生観について考えたりしますか?
ムロ:ここですぐに「舞台上で死にたい」と言えたらかっこいいですよね……。
まあその時に僕にも家族がいたら家族と一緒に、と思ったりもしますね。どうです? あります?
松山:ありますよ。僕はもう完全に老衰です。老衰になるために、今、健康な状態で生きていかなきゃいけない。
ムロ:それ、1番いいなあ。
松山:今すぐには絶対死ねないですけど、どういう死に方をしたいかっていうのは、やっぱりいつも考えています。
ムロ:僕、考えたことない。40過ぎていくと、まあいつか死ぬんだろうなと思うことも少しずつ増えていくし、自分がいつそっち側に行くのかわからない時代だとも思うんです。