宮沢氷魚、声優初挑戦で声への意識高まる「極めたい」 俳優デビュー5年での変化も語る
そうですね。悲しいシーンは泣いたり、うれしいシーンは笑顔になったりして、だいたい気持ちが伝わりますが、声だけでどういう感情なのか、どういう物語なのか伝わるくらい極めていきたいです。
●経験を重ねて芽生えた俳優としての覚悟舞台が転機に
――以前から声や言葉を大事にしていたとのことですが、俳優業を始めたときからそうだったのでしょうか。
舞台をやってからですね。舞台はロングランだと何十公演も毎日声を出すし、1日2回公演もあるので、声の出し方を一つでも間違えるともたないんです。テクニックでいうと発生方法……奥の人に届くかどうかは、どういう風に声を出すかが重要になってくるのですが、声優は声優で独特の声の出し方があって、求められるものも普段と違うので喉がしんどくなり、筋肉痛にもなりました。無駄な力が入っていたんだろうなと。演じるという大きな枠でいうと同じですが、普段の表現とは違う声優を経験できてよかったです。
――『僕愛』と『君愛』では、1つの選択によって主人公の人生が変わります。宮沢さんは、芸能界に入ったことが一番の分岐点だと話していましたが、俳優になりたいと思ったきっかけを改めて教えてください。