くらし情報『ソニン、熱狂に包まれたミュージカル『キンキーブーツ』<日本人キャスト版>東京公演を振り返る』

2016年8月11日 11:00

ソニン、熱狂に包まれたミュージカル『キンキーブーツ』<日本人キャスト版>東京公演を振り返る

――日本人の舞台じゃないみたいですね。客席の反応を引き出したのはどういう点だったと思いますか。

やっぱり、ドラァグクイーンの派手さが火付け役になっている感じはありますね。観てる方もちょっと外国にいる気分というか、日本で日本人が演じている作品の感覚ではないみたいです。

セットも、細部に至るところまですべて海外仕様ですし、ステージも日本では細かくバミリ(ステージ上の人の位置を表す目印)をつけるのですが、今回は最低限しか貼ってありません。もしかしたら、そういう要素も無意識に働いているのかもしれません。位置の指定自体はめちゃくちゃ細かいので、私たちにとっては大変なんですけど(笑)。

○熱い2人を見守る

――5月まで出演されていた舞台『1789』では小池さんと兄妹役でしたが、今回は恋をすることになって、違和感などはありませんでしたか?

稽古に入ったら自然と『1789』の兄妹感はなくなっていました。
『1789』で初めて会った時から人間同士として気が合う仲でしたので、兄妹の関係で絆を強く結んだというわけではないんです(笑)。観ていて「兄妹だったのに!」と思う方は多いみたいです。

幼なじみ設定の役で、観ている方からは「『チャーリーはニコラじゃなくて、ローレンと付き合った方がしっくりくるんじゃない?』と思われるといいよね」

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