くらし情報『役所広司&吉沢亮、初共演作『ファミリア』を通して感じたこれからの世界&映画界に必要なこと』

2023年1月3日 09:00

役所広司&吉沢亮、初共演作『ファミリア』を通して感じたこれからの世界&映画界に必要なこと

――逆に吉沢さんから見て、役所さんが本当のお父さんだったら…みたいな想像はされますか?

吉沢:もし役所さんがお父さんだったら、僕は役者を目指してなかったかもしれないです(笑)。こんなにすごいお父さんにはなれないと思うので。
○■これからの映画人のことも考えなければいけない時代

――今回コロナ禍で撮影も中断してしまったとのことですが、それでも作品を届ける意義みたいなものはどのようなところに感じていましたか?

吉沢:コロナ禍では、そもそも僕たちの仕事って本当に必要なのかな? とも思いました。こうやって世界が大変な時期に無理してやるべきものなのかな、と思ってしまったり。でも、家から出てもいけないといった時に、心を救ってくれるのはやっぱりエンターテインメント作品なんだと思い、結果としてはとにかく目の前にある作品に真摯に取り組むことが1番なのかなと思いました。役所:今回は台本の読み合わせまではできていて、ブラジル人のキャストチームは撮影をしていたんですけど、それから1年半延期になって。他の作品も延期になったり中止になったりした状況でした。やっぱりコロナというものは、僕たちにとってすごいことで、舞台公演もそうですけど、職を失う俳優やスタッフもいっぱいいたんだと思うんです。

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