くらし情報『東出昌大は、"普通の人の役"より"スケールのでかい役"がハマるピュアな俳優 - 監督は語る』

2016年11月20日 11:00

東出昌大は、"普通の人の役"より"スケールのでかい役"がハマるピュアな俳優 - 監督は語る

みんなが自分の勝敗を背負っていて、白と黒だけで決まっていく空気感って、僕らはなかなか知らない世界。俳優もそれぞれが自立して勝負する現場にしたかったので、言わずとも、全員そういう風な関係になっていったのだと思います。特に松山くんと東出くんの2人は、誰にも届かないような孤高のものを心に持っている2人という位置付けだったので、むやみに接する必要はありませんでした。

○映画『聖の青春』でのおすすめシーン

東北の雪の中の対局の佇まいは素晴らしかったですね。クランクインした時は大阪近辺で撮影していたんですけど、まだまだ「頑張って羽生になっている」状態で、ハードルが高かったんですね。もちろん演技としては出来ているんだけど、頑張りが少し出ちゃっていたから、東出君も「僕、ダメでしたよね」と反省していたんです。

でも東出君の中にある、いい意味で自分本位なところを出せば、役に没入できるんじゃないかと感じたので、それを伝えたらぐっと良くなりました。東北で将棋盤を挟んだ時に、急に村山と羽生になったんですよ。
頑張らずに、羽生になっていた。そこからは東出くんを撮っていて、すごく気持ちよかったです。

(C)2016「聖の青春」製作委員会

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