くらし情報『犬童一心から、映画監督を目指す人々へ - 脚本執筆の心得と残念な作品』

2016年11月25日 10:00

犬童一心から、映画監督を目指す人々へ - 脚本執筆の心得と残念な作品

全作品を見た感想を一言だけ言いたい。基準は何かというと……僕は全員分を読んでいる。みなさんは自分の作品しか作っていない。そして、僕は過去にむちゃくちゃ映画を観ている。テレビも。

作品を観た時にいちばん残念なのが、見たことあるキャラクターとストーリーだったとき。たとえ乱暴で出来が悪くても、新しいキャラクターや新鮮なものと出会った時の方がうれしいです。

人によって違うかもしれませんが、これは僕の場合。
でも、こういう審査のときには意外と重要なんです。(脚)本を書く時に、(登場人物を)ぜひ一人ずつ点検してみてください。これは自分が前に見たドラマのあの人物と一緒ではないか?

さらに言うと、1つの脚本の中で同じような人が2人出ているものもありました。これが意外と気づいていなかったりする。一人ひとりが全員違う人間なんだということを確認しないと、撮っていてもあまり面白くない。違う人がいるから、撮っていて面白いんです。

既視感のある、どこかで会ったことがあるようなキャラクターがすごく多かった。それがないものが、僕の中で評価が高かった作品です。

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