杉原杏璃から新人へ「いつまでもかわいいと思うなよ」 窮地救ったブログの存在 - 9000字の記録【第2回】
グラビアの中では決して若くない、24歳でのデビュー。周りは十代や二十歳前後ばかりです。どんなことを言っても「かわいいね」で許されて通用している若い子たちを見て、「いつまでもかわいいと思うなよ」と思いながら、「私はこうはなっちゃいけない」「武器を作る」と言い聞かせていました。若さの強みだけじゃなくて、いろんな武器を作って戦わないといけない。それを一番訴えたかったんです。
――それは自然と芽生えてきた本能のようなものだったんですか?
そうですね。誰と仕事をしてもいつも年齢のことを言われていました。若さは最大の武器。
それに勝てるくらいの武器が自分には必要なんだと、いろいろな人と会うたびに強く思いました。
――映画の中でも、プロデューサーが年齢で難色を示すシーンがありましたね。
私にとっては「あるある」です。あいさつ回りで私に直接言ってくださる方もいますけど、その場では「今度よろしくね」と好意的でもマネージャーさんを通じて年齢のことを言われることもありました。その年齢で数字取れるかなぁって。あれは本当に私の実体験です。
――年代によってグラビア界の傾向が変わってきます。杉原さんは、グラビアアイドルとして年齢の壁を突破してきた方です。