2023年6月30日 12:30
伊藤沙莉、20代の終わり迎え「本当に大人になる」主演作続く中でも“課題”と向き合う日々
○■カッコよすぎて直視できなかった竹野内豊
――竹野内豊さんとの共演はいかがでしたか?
なんて言えばいんだろう。お会いする前は、ワイルドなイメージだったんです。でも柔らかい方で、すごく優しくて。スルっとMASAYAとして接してくださっていました。初共演だったので、実際の竹野内さんのことは分からないですし、たくさんお話したわけではないんですが、とにかくMASAYAとして、そこにいらしたんですよね。言葉一つひとつにすごく真実味があった。私、お芝居をする際に、相手を信じることから生まれるものって、たくさんあると思っているんです。それが、竹野内さんには、「信じなきゃ」という第一過程が全く必要なかった。
――通常は、最初にマインドをそうした方向に意識して持っていくんですか?
常に意識してやっているわけではないんです。それに誰に対してというわけではなく、状況とか環境とかに対してのほうが多いです。ただ今回振り返ってみて、竹野内さんに対して改めて考えを巡らせてみると、竹野内さんって、そういう人だったなと思います。「忍者やってる人だな」と素直に思えました(笑)
――忍者やってましたね(笑)
そうなんです。