2023年7月5日 07:00
ジョイマン、“一発屋”受け入れ自虐も武器に「プライドはいらない」 “サイン会0人事件”が転機に
●高木「芸人を辞める選択肢はない」 池谷は一度解散提案
――20周年を迎えられましたが、解散危機はなかったですか?
池谷:高木が結婚して2011年に子供ができて、収入も3万円とかで生活が厳しいというときに、僕は「これ以上続けてもな」と思っていたし、「解散したほうがいいんじゃない?」と伝えたら、「お金じゃないでしょ。お金で解散するのはやめようよ」と言われて、「なんだこいつ」って心の中で思いましたが(笑)、強いなと思ったんです。「こんなにも信念があるんだ。じゃあ自分から解散するって言うのはやめよう」と思い、そこでだいぶ楽になりました。そのときに彼女……今の奥さんに話したら、(高木の)奥さんのことを考えて「最低だね」と言っていましたけど(笑)
高木:芸人になった時点でお金じゃないと思っていました。稼げる職業だとまず思ってないですし、大学も辞めてこっちの世界に来ているんで、ほかにやることもないですし。
――芸人を辞めようと考えたことは一度もない?
高木:そうですね。芸人っていくらでも続けられるんです。
お金さえ気にしなければ。この世界に入ったときに、これで死ぬまでやっていくしかないと思っているので、辞めるという選択肢はないです。