くらし情報『『カーズ/クロスロード』監督の実体験をマックィーンに投影 - ジョン・ラセターとの関係も!?』

『カーズ/クロスロード』監督の実体験をマックィーンに投影 - ジョン・ラセターとの関係も!?

彼女が成功に導くわけですね。彼女が成功することで自分も満たされるという。言ってみれば、親の子どもに対する誇りのようなものです。自分ではなく、自分の子どもが成功することで満たされることほど、素晴らしいことはない、そういう影響を彼女が与えるわけですね。

――そのストーリーの開発については、どの程度かかわっていたのでしょうか?

かかわっていたというよりも、メインの仕事でした。本当に初期の開発段階から参加して、ほぼそれが仕事でした。そのほかの仕事もストーリーを支える補完みたいなもので、ストーリーの開発に最大限の時間を費やしました。とてもパーソナルな要素を反映しています。


――パーソナルな要素とは、具体的には何でしょうか?

自分自身で実際に関係したことを描いています。たとえば両親との関係、わたしと娘たちとの関係、世代というもの、教える側、教えられる側というということなどです。わたしは母を失くしていて、父も歳をとっています。大人になっても、両親がいることの安心感はあったわけで、それがなくなりつつあることを自覚することは、とても怖いものでした。――それをマックィーンに投影しているわけですね。

マックィーンは人生の過渡期に遭遇しているので、そういう意味で投影しています。

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