『カーズ/クロスロード』監督の実体験をマックィーンに投影 - ジョン・ラセターとの関係も!?
ただ、ジョンからバトンを受け取って、この作品を手がけているわけ、似たような縁は見出せるかなとは思います。でも、僕たちは、そのことを追い求めていたわけではなかったわけで、あくまでも偶然の結果として、そう見えることはあったということです。もちろん、ジョンもこの作品を誇りに思ってくれればうれしいです。クルーズのマックィーンへの想いは、共通しているかな(笑)。
――そういう深読みも楽しめるほど、普遍的なテーマで描いていることですよね!
確かに、制作中にクルーズの気分になったことはありました。なぜなら、監督という経験がなかったから、どうしてもジョンのサポートが必要でした。経験のないなか大変な仕事をするということで、学びながら監督業をやってたので、そういうところで、ジョンに頼ったというところは確かにありました。なのでそういう指摘や解釈は間違いではなく、映画と通じるところもあったかもしれないけれど、あくまでもいい意味での偶然ですね(笑)。
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■プロフィール
ブライアン・フィー
ケンタッキー州アレクサンドリア出身。少年時代、両親と地元のドライブインシアターで『ジャングル・ブック』(67)