くらし情報『「流行語大賞」40年の歩み “大衆”から“個”の時代へ…言葉のサイクル加速化と価値観の変化』

2023年11月30日 06:00

「流行語大賞」40年の歩み “大衆”から“個”の時代へ…言葉のサイクル加速化と価値観の変化

「流行語大賞」40年の歩み “大衆”から“個”の時代へ…言葉のサイクル加速化と価値観の変化

●受け継がれる“言葉で面白がってもらう”精神
毎年恒例の「『現代用語の基礎知識』選 ユーキャン新語・流行語大賞」が、今年で40回目の節目を迎えた。近年、様々な切り口で“◯◯流行語大賞”が乱立するようになったが、11月のノミネート30語発表から多くのメディアに取り上げられて注目を集め、芸人界では「トップテンに選ばれると消える」というジンクスまで生まれるほど、大きな影響力を持ち続けている。

昭和、平成、令和と時代とともに歩んできた「新語・流行語大賞」で選出された言葉から、社会の変化はどのように見えるのか。そして、コロナ禍を経た今年のノミネート語の傾向とは。12月1日に年間大賞とトップテンが発表されるのを前に、選考委員の『現代用語の基礎知識』大塚陽子編集長に話を聞いた――。

○■第1回表彰式の取材メディアはごくわずか

1年に使用された用語や時事の言葉を収録する『現代用語の基礎知識』は1948年に発刊。以来、誌面上で「新語・流行語」を紹介してきたが、80年代に入ってそれを顕彰するというアイデアが持ち上がり、84年に「日本新語・流行語大賞」という名称でスタートした。

第1回から表彰式を開催したが、取材に来たメディアはごくわずか。

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