2024年1月26日 06:00
120組以上のアーティストが国境を越えてファンと活発交流 韓国発「Weverse」成功の背景と日本市場の勝算
を擁するHYBE LABELSのビジネスと連携していることが挙げられます。一方で、アーティストを応援するファンに共通して、様々なファン活動を1か所に集めたWeverseのようなプラットフォームにニーズがあったのだと思います。また、V LIVEの買収によるライブストリーミング事業に進出したり、YGやSMのアーティストを迎え入れたりしたことによって、非常に安定した成長を維持することができています」
いわゆる芸能事務所がこうしたIT事業をここまで本格的に直接展開するのは、世界を見渡しても他に類を見ない。それが実現できたのは、「(HYBE創業者の)パン・シヒョクがよく言うのは、良いコンテンツを作ることが一番で、その次に大事なのは顧客が誰なのかを把握するということ。そこを芸能事務所がクリアにするのは大変ですが、この理解度が高まることでビジネスチャンスも高まるとずっと考えているので、ファンコミュニティーのプラットフォームを立ち上げるという発想に至ったのだと思います」と背景を解説した。
2021年にWEVERSE COMPANYに入社する前は、様々な企業でIT分野を中心に活躍してきたジュンウォン氏だが、彼がNexon、NCSOFT、The Pinkfong CompanyといったIPコンテンツの企業でプラットフォームを作る経験を積んできたことも、Weverseの成長を促すことにつながったと言える。