くらし情報『『サンクチュアリ』、相撲で“スポ根”描く新鮮さが鍵に――映像制作集団・g共同代表が評価を考察』

2024年2月7日 17:00

『サンクチュアリ』、相撲で“スポ根”描く新鮮さが鍵に――映像制作集団・g共同代表が評価を考察

金沢は元お笑い芸人ということもあって、クスッとさせるようなシーンは金沢らしいなと思うんです。でも僕は、実はコメディよりもシリアスな部分にこそ金沢の魅力が光っていると思っていて。特にライバル役・静内のバックボーンには驚かされました。猿桜は、不良が更生して頑張っていく王道のストーリーですが、静内には想像をひっくり返すような意外な過去があって、そこに泣かされる。僕は静内という深みのあるキャラクターの存在こそ、『サンクチュアリ』が大きな反響を呼ぶ鍵だったと考えています。

――そんな反響の中で、驚いたことはありますか。

国内では話題になるんじゃないかと期待していましたが、Netflixの世界ランキング上位にもランクインして。海外の方が見ても面白いと感じてくれるんだと驚きました。


――海外の方にとっては『サンクチュアリ』が、日本のエンタメ作品への入口になったり、「日本の作品って面白いんだ」と感じていただけるきっかけになったかもしれません。日本を代表する作品を生み出せたことへの喜びはありますか。

すごくあります。是枝(裕和)監督のように世界で活躍されている方もいますが、日本のクリエイターに対して、もう少し海外に目を向けたほうがいいんじゃないかと感じることもあって。

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