2024年2月7日 17:00
『サンクチュアリ』、相撲で“スポ根”描く新鮮さが鍵に――映像制作集団・g共同代表が評価を考察
韓国の映像コンテンツが評価を受けている一方、日本はどんどんランクが下がっています。日本も負けずに、海外に配信できるNetflixのようなプラットフォームで、世界的に話題になるような作品をリリースして、日本にもいいクリエイターがいるよとたくさんアピールしていかないといけない。今の日本の人口は1億2,000万人ぐらいですが、これからどんどん減っていきますよね。世界を視野にたくさんの人数を対象にしないと、日本のクリエイターは食べていけなくなってしまいます。
○■映像制作集団・gが狙いを定めるエリアは
――蓮見さんは2023年に、カンテレを退社したプロデューサーの重松圭一さんたちと映像制作集団「株式会社g」を設立されました。その裏側には、今話してくださったような日本を取り巻く環境を変えたいという思いがあったのでしょうか。はい。「g」はまだできて間もない会社なのですが、金沢をはじめとする脚本家たちと、魅力的な作品を世に送り出す“クリエイターファースト”な会社にしたいと思っています。
テーマの1つが“海外”で、クリエイターが海外にコンテンツを発信する足がかりをサポートできればと。海外進出は簡単な話ではありませんが、今回の受賞もまた大きな一歩となったので、本当に良かったです。