2024年2月22日 11:00
赤楚衛二、“諦め”を覚え自分を認められるように「それまでずっと自分が嫌いだった」
その時々でまったく違う風貌・表情を見せているが、自身も「数カ月ごとに全然違う顔だな」と感じたという。
「主に作品によって影響されるんだろうなと感じました。当時の心境、忙しさ、そして、体重の増減。パツパツになっている時もあれば痩せている時もあれば、目がちょっと血走っているような時もあるので、けっこう変化はあったかなと思います」
赤楚自身が最も驚いた表情は、無造作なヘアで、はだけたシャツから肉体美がのぞくワイルドなカットとのこと。
「マネージャーさん曰く“荒ぶり期”と。誰かに攻撃的になったり迷惑をかけることはないですが、脱いだ靴下が絡まっている時にバッとやるじゃないですか。それを僕は思い切りやっていたみたいで、荒ぶった感じだったみたいです(笑)」
○「自分は自分でしかないんだ」と諦めた途端に心がフラットに
“荒ぶり期”なんて想像できないほどフラットで穏やかな印象の赤楚。この日のインタビューでは、登場時にダース・ベイダーの音楽を流して笑わせてくれるなど、茶目っ気もたっぷりだが、気持ちをフラットに保つために意識していることは? との質問に「諦めですね」と答えた。
「それは悪い意味ではなく、理想を持ちすぎると、理想の自分と現実の自分の差が生まれて落ち込んだり、これならできるだろうと思ってできなかった時に落ち込んだり、そういうことを繰り返し、自分は自分でしかないんだと諦めた途端にフラットになりました」