2024年4月19日 11:00
豊田裕大、吉田鋼太郎手掛ける『ハムレット』で初舞台 過去作見て猛勉強「食らいついていきたい」
現代の言葉じゃない表現もたくさんあって、一度では理解できないような。でも、現代の言葉じゃないからこそ、かっこいい言い回しもたくさんあって。昔の人が書いたものなのに、今に通ずることがあるなと思いながら面白く読めたので、これが昔も今も愛されている作品のすごさなのかと実感しました。
――鋼太郎さんの「彩の国シェイクスピア・シリーズ」には、「より多くの方に気軽に楽しんでもらうことを目指す」「より理解しやすいシェイクスピア演劇を届ける」というコンセプトがありますが、理解のしやすさは台本からも感じましたか。
感じました。先に本で『ハムレット』を読んだときよりも、台本で読んだときのほうがすっと頭に入ってきて、伝えたいところが強調されているのかなと思いました。
――フォーティンブラスを演じることの楽しみや不安は。
要所に出てくる役で、ずっと舞台に出ずっぱりではないからこそ、登場したときのインパクトをどう残せるかが勝負だなと。
絶対爪痕を残してやるぞと気合いは入っているのですが、不安もあり、楽しみもあり、という気持ちです。
――フォーティンブラスにはどんな印象を抱きましたか。
僕が最初に持った印象は、気高い革命児。