2018年11月10日 10:30
草刈正雄がラジオ体操する映画、なぜ実現? 『真田丸』直後快諾の意味
の企画製作に携わりました。原作は、『半分、青い。』でも話題になったくらもちふさこさんです。少女漫画原作は今では当たり前になりましたが、当時のトレンドではなかったと思います。
――その後、2008年10月にパレードを設立されます。
そうですね。2009年に公開した『南極料理人』は、海上保安庁の西村淳さんが書いたエッセイ『面白南極料理人』(新潮文庫)が原作。大手映画会社が映像化に動いていなかった作品でした。
2013年公開の『体脂肪計タニタの社員食堂』に至っては、料理のレシピ本を原案にして画期的だと思ったんですが、ブームになってテレビが先に再現ドラマなどを流すようになって、映画公開がその後で興行的には不利な状況になりました。
思えば、『南極料理人』というタイトルにはドラマ性がありますよね。「南極にいる料理人」の話なのか、「南極料理を作る人」の話なのか。当時はよく聞かれました(笑)。『体操しようよ』には原作がありません。あえて挙げるとすれば、「ラジオ体操第一・第二」をモチーフにしたものです。このように、大手さんが反応しないアンテナをいつも張っています(笑)。
――そのアンテナから『体操しようよ』が生まれたわけですね。