2019年8月31日 11:30
星野源、時代劇主演に挑戦も「現代的」な主人公に共感 理想のリーダー語る
という気持ちが強かったですね。
ーー俳優同士として、高橋さんには改めてどのような印象を持たれましたか?
ストイックですね。役に対してのアプローチは努力して当たり前、という雰囲気で、見てて気持ちが良いです。
○■理想のリーダーは、阿部サダヲ
ーー今回は時代劇の主演でしたが、時代劇ならではの苦労はありましたか?
大河ドラマ『真田丸』(16年 徳川秀忠役)に出させていただいた時は、偉い身分の役だったので、所作や着物がしっかりしていましたし、髪型も中剃りで甲冑も身につけなければいけなかったので、とにかく「準備が大変だな」という印象だったんです。言葉遣いもとても厳しい。でも今回の脚本を読んだら、春之介が「見切ります」と物を捨てるシーンで、偉い侍が「ギャーッ!」と叫ぶシーンがあって。今回は原作の土橋さんが脚本を担当されているんですが、それでこう書かれているということは、リアリティラインとしては喜劇なんだなと思って、「面白そう」と臨みました。そうしたら、予想以上に春之介がちゃんとしてなかったんです。
所作はもちろん習いましたけど、春之介自体が武家社会からドロップアウトしている人だから、逆にあまりきっちりやらない方がいい。