おもしろさの要素分解でWEB記事からコントへ…「明日のアー」大北栄人の表すもの
、理解なくやってる人もいるんですが、世の中には理解がないままに面白い人っていますからね、それが良く作用するときもありますね。
○■ユーモアで抗うこと
――今の興味は何ですか?
日常生活の中でまだ誰も発掘してないところを見つけないといけないと思いますね。例えば、街中のチェーン店にでかでかとコピーが書かれてるんですけど、あまりにもストレートなコピーだったりすると、人間の浅はかさ、品のなさみたいなものがモロに出ているなと。それにネットの人たちが簡単に動かされることとかもコントっぽいなと思って気になっています。
――陳腐でストレートなメッセージに簡単に扇動されると、負けたような気になりますよね。
我々に残されたものは、ユーモアでそれに抗うことかなと。
――ただ、何か思うのは、昔は冷笑的にそういうものを面白がっていたけど、今って、そういうのとも違うじゃないですか。だからこそ、抗わないとのみこまれてしまう、みたいな。
今ってそういう力が大きすぎるんですかね。確かに、今後は政治的なことをやりたいと思っていて。
――あいちトリエンナーレでも公演をされていましたが、場所がらもあるけれど、そういうものは感じました。