”放置”菜園で手間ナシ&美味しい野菜づくり入門 (11) 苗から始めるお手軽菜園
夕方が春の到来を予感させる今日このごろ、園芸コーナーでもやっと見かける時期になりましたので、今回は野菜の「苗」をご紹介しましょう。
種から始める場合、開始時期を自分で決められることや、手作り感が強いことがメリットとして挙げられますが、温度を一定に保つための工夫や水の管理、品種によっては明るさを考えながら進めないといけないので、規模・労力ともに大掛かりになってしまうのがデメリットです。
写真は2月上旬にまいたゴーヤで、発芽/発根までに3~4日、12センチほどに成長するまでに1カ月ほど要しました。
もちろん発芽しなかった種もありますし、発芽後もヒーターで25℃前後をキープし続けるなど、決して楽ではありません。
対して苗の場合は装置や設備も不要で、ある程度の大きさまで成長しているため神経質な管理をしなくて済む「手軽さ」が何よりのメリットです。
以前、ソラマメの発芽に苦戦し、何度もやり直した挙げ句にギブアップし苗を購入したことがありましたが、2株で3~400円と安価なのにがくぜんとした記憶があります。
コストパフォーマンスに優れた苗は、初めてチャレンジする方や、あまり手間をかけたくない方には最適といえるでしょう。