経済キャスター・鈴木ともみが惚れた、”珠玉”の一冊 (14) 京大生が震えた”伝説の講義”! 藤原敬之氏著『日本人はなぜ株で損するのか?』
ですので、実は私自身が、この本の第五章で紹介しているような典型的な日本人と言えるのかもしれません。
2年前にファンド・マネージャーを引退して、今年から作家で生きていこうとしているのも計画などではなく、幸運と出会いに恵まれたからだと思っています。
」意外や意外…。
「世界を舞台に名を馳せたファンド・マネージャー」というと、もっと『俺ってすごい、俺って一番、俺って最高!』的な”オレ祭り”体質の方かと思っていたのですが、お会いした瞬間からとても謙虚でいらっしゃいました。
その自らを「典型的な日本人である」と認める謙虚さがあったからこそ、同書の本題でもある「日本人はなぜ投資が下手か?」の理由を探究し続け、その意味と対策を生みだすことができたのでしょう。
その結果、藤原流のオリジナル思考が確立し、カリスマ・ファンド・マネージャーになれたのだと思います。
ではその同書の本題とも言える第五章ついてご紹介しましょう。
とても興味深い内容です。
なるほど。
投資とは「将来」を前提とした長期的な行動であり、その鍵となるのは「情報の収集」である。
わかっているつもりでも、なかなか実践できないのが、この「情報の収集と整理」