英語はマルで囲みながら読む。デイビッド・セイン氏に聞く英会話の上達法
「I don’t know I don’t know」からいきなり、「I know I know」になることはありません。
「I know I know」になるためには「I know I don’t know」を通らなければなりません。
だから「I know I don’t know」、つまり、先ほどの勉強法でいう、○で囲んだ言葉を増やすことがまずは大事なんです。
――いろいろな文章を読んで、単語を増やした方がいいのでしょうか。
おすすめなのは、1つの分野について深く覚えることです。
簡単な単語を広く覚えることよりも、どこかに深いトピックがあるほうが英語は上達します。
何でもかんでも話せるようになる必要はありません。
実は、金融関係の言葉でも100単語くらい知っていれば、深いところまで話せるんです。
それに、ある分野で覚えたことは、ほかの分野でも必ず役立ちますよ。
また、単語リストを使うのはあまりおすすめできません。
文脈の中での単語の使われ方を知らなければ、実際の会話では使えないからです。
英文を読みながら単語を調べていけば、どんなシーンでどんな単語を使うべきか自然と身に付いていくんです。