くらし情報『ロタウイルスから乳幼児を守れ!さまざまな血清型に対応するワクチンが誕生』

2012年7月17日 22:00

ロタウイルスから乳幼児を守れ!さまざまな血清型に対応するワクチンが誕生

ロタウイルスには多くの血清型がある。

そのなかでも、ロタウイルス胃腸炎の発生原因の約90%を占めるのは、主に5種類(G1P[8]、G2P[4]、G3P[8]、G4[8]、G9P[8])。

しかし、血清型の分布は年ごとに異なるため、1つの血清型だけに対応するものでは予防は難しい。

そこで同社では、G1、G2、G3、G4およびP1A[8]型の5つの血清型のロタウイルス株を含む5価のワクチンを作成。

これにより、流行しやすい主要な5つの血清型に対応可能となった。

また、ロタウイルスは自然感染を繰り返すことで、ロタウイルス胃腸炎に対する予防効果が高まる傾向にあるという。

一度もロタウイルスに感染していない乳幼児の発症リスクと比較すると、初回感染で77%、2回目の感染で83%、3回目の感染で92%もの予防効果があり、血清型に対する免疫反応が確認された。

同ワクチンは3回接種によって、重度のロタウイルス胃腸炎の発症を予防することが示されている。
最後に、慶應義塾大学医学部感染制御センター・岩田敏(さとし)教授が講演した。

ロタウイルス胃腸炎は、入院を伴う重症胃腸炎の原因として最多とのこと。

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