「感情豊かに表現」で英語コミュニケーションがスムーズに - 安藤美姫インタビュー
■「L」と「R」の発音の区別が日本人には難しい。
――英語が話せるようになるために苦労したことはありますか?「L」と「R」の発音の区別が難しかったですね。
以前、行きつけのカフェに「Marble loaf」っていうパウンドケーキがあったんですが、注文時に「L」も「R」で発音してしまっていて、一緒にいた友達に「犬の鳴き声みたい」って笑われたんです。
犬の鳴き声の「bowwow」の音に似ていたらしいんです(笑)。
でも、同時に「直したほうが美姫のためだから」って言ってくれて、それからは、「じゃあ、“Clean my room”って言ってみて」、など「L」と「R」の発音を区別するためにいろんな課題を出してくれて、生きた英語が学べましたね。
■将来の夢は、コーチになって日本の選手を海外に連れて行くこと――英語を学ぶことで、競技に影響はありましたか?英語が話せるようになったこともそうですが、モロゾフコーチに出会ったこと、海外で競技生活を送ったことで表現の幅が広がったと思います。
フィギュアスケートが表現を重んじるスポーツであり、アートとして成り立つスポーツであるということを強く感じることができました。