消費増税に備える! 柳澤美由紀の”生活防衛術” (6) 「ザル家計」から脱出するには? - 予算範囲内で暮らすための”5つのコツ”
→「軌道修正」。
そんなことを続けていると、やりくりが研ぎ澄まされて、時間をかけなくてもラクにできるようになったのです。
今回はザル家計だった私が15年かけて編み出した予算の範囲で暮らすコツを紹介します。
ザル家計時代の私は財布にお金を入れておかないほうがいいと信じていました。
ATMで1万円を引き出し、それが無くなったらまた1万円……。
引き出せるお金がなくなってから我に返り、爪に火をともす生活で給料日前を乗り切る。
そして給料日になると、待っていましたとばかりに散財していました。
そんな生活のなかで気付いたのは財布に少額しかお金を入れていなくても、「使えるお金がある」と思っていたら、浪費は防げない、という事実でした。
ちょこちょこ引き出していると節約している気になりますが、いくら使ったかがわからなくなり、結果、散財してしまうのです。
予算の範囲内で暮らすコツは、ATMに行く回数を月1回にすると決めること。自分でそうすると決断してください。
あなたがやることは1カ月間に現金で支払う支出の予算を決めて、給料日にそれを全額おろすだけ。
あとは毎日「あといくら使えるか」