消費増税に備える! 柳澤美由紀の”生活防衛術” (8) ”自動車保険料”アップを抑えるポイント『KTM』って何?
運転するのは家族だけ、という場合は「運転者限定特約」を付けると保険料が安くなります。
この場合の家族には、結婚して別居で暮らしている子どもは対象にならないことがあるので注意してください。
車を2台以上保有されている家庭で10代~20代前半の子どもが運転する場合、子どもが運転する車は1台だけに決めておきましょう。
そうすれば、年齢条件区分を広く設定するのは1台だけでよくなり、他の車の自動車保険料を抑えられます。
最近では、60歳以上のドライバーの保険料を高めに設定している保険会社も増えたので、高齢者が運転する場合も同様の取り決めをしておくと効果的です。
車両保険も補償の対象を限定すると保険料は大幅に安くなります。
たとえば、オールマイティーに補償する「一般条件」に比べて、当て逃げと単独事故を保険金支払いの対象外にした「エコノミー+A」にすると、保険料は半値程度に下がります。
単独事故を起こしたときの修繕費は自分で払うと覚悟を決めて、安全運転を心掛ければ保険料は安くなるのです。
車両保険を「付けない」とすることもできますが、ローンを組んで購入した場合や修理代を立て替えるだけの余裕がない場合は付けておくのが賢明です。