消費増税に備える! 柳澤美由紀の”生活防衛術” (8) ”自動車保険料”アップを抑えるポイント『KTM』って何?
車両保険を付けていないと、事故の相手と過失割合でもめたときに修理費を立て替えなければいけません。
何百万円もする資産価値の高い車に乗っている場合は車両保険を付けること。
この後にお話しする「免責設定」を上手に活用して、保険料を節約しましょう。
保険は本来、火災や大黒柱の死亡・後遺障害など、発生頻度は少ないけれど、起きたときに家計に与える影響の大きい損害をカバーするものです。
ある程度の資産を持っている人であれば、単独事故でコツンとぶつけた傷を修理する費用を自腹で払ったとしても、家計は痛くもかゆくもないはずです。
もしもあなたが、少額の損害に関して貯蓄を取り崩して対処すると覚悟を決めるのなら、あなたが入っている車両保険の保険料をもっと安くすることができます。免責金額(自己負担金額)を高めに設定するのです。
免責金額には0円から10万円までさまざまなバリエーションがあります。
1回目の事故は0円で、2回目以降は10万円という設定も可能です。
この免責金額が高ければ高いほど、車両保険料は安くなります。
免責金額とは全損以外の場合に、損害額から差し引いて保険金を支払うものです。