新潟っ子ならド定番。新潟のソウルフード「イタリアン」ってなんだ?
直訳すると 「イタリアン」ってどんな食べ物?スパゲティ?それとも焼きそば? 「イタリアン」はどちらでもない。
「イタリアン」は「イタリアン」!! ということだそうだ。
「『イタリアン』は『イタリアン』」と言いつつも、スパゲティや焼きそばっぽいと自分で分かっているところがなんともかわいいではないか。
この文面の「イタリアン」の部分を「おれ」に置き換えると非常に分かりやすい。
「おれ」ってどんな食べ物?スパゲティ?それとも焼きそば? 「おれ」はどちらでもない。
おれは「おれ」!! 早速、それぞれの店で食べ比べてみることにする。
まずは「みかづき」。
自家製角太の中華めんの上にたっぷりとトマトソースがかかり、約40年もの間、同じスタイルで出し続けている定番メニューだ。
注文をすると、厨房(ちゅうぼう)からは鉄板の上でめんともやし、キャベツをいためる音が聞こえてくる。
そこに特製ソースを絡めて、まずは焼きそばを作る。
その上に、トマトペーストをベースに作ったソースがかかって出来上がり。
何ともミスマッチな様相なのだが、口にするとあら不思議。
強い酸味を想像していたのだが、ソースにたっぷりと使った玉ねぎがほどよい甘さを醸し出す。