くらし情報『消費増税に備える! 柳澤美由紀の”生活防衛術” (11) 学生と親御さんは必読! 国民年金の”学生納付特例”は申請しておくべき?』

2012年9月19日 10:11

消費増税に備える! 柳澤美由紀の”生活防衛術” (11) 学生と親御さんは必読! 国民年金の”学生納付特例”は申請しておくべき?

猶予された期間の保険料を納めない場合、それに相当する年金額が減額されます。

たとえば、20歳から2年間、同制度により保険料を納めなかった場合の老齢基礎年金額は年78万6500円の満額に対して、年74万7175円になります(平成24年度価額※その他に未納期間がないものと仮定)。

1年分の年金でみると約4万円の差ですが、10年で約39万円、85歳まで長生きした(年金受給期間20年)とすると、もらえる金額は約79万円違います。

卒業後すぐに2年分の保険料を払った場合の納付総額は約36万円(=1万4980円×12カ月×2年※平成24年度の保険料で計算)なので、74歳まで長生きすれば元がとれたね、ということになります。

追納の効果をどうとらえるかは人によって判断がわかれるところでしょうが、1つ言えるのは、猶予期間が長くなればなるほど、老後の年金は確実に減っていくし、追納負担は確実に重くなります。親に経済的な余力があるのなら、学生時代の国民年金保険料は親が払ったほうが賢明です。

国民年金保険料をどうしても納められないときの緊急措置として覚えておくとよいですね。

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