2012年9月24日 10:04
銀行トリビア (15) 「前島密」が作った郵便貯金、『ゆうちょ銀行』になって何が変わった?
一方、それまでの商品の中には民営化後に一部廃止されたものがあるものの、通常貯金、定期貯金、定額貯金などメインの商品には変わりはありません。
1人当たり1000万円の預入限度額も残っています。
ゆうちょ銀行も、他の銀行と同じように投資信託や変額年金保険を扱っています。
今、それに加えて新規事業として住宅ローンと中小企業向け融資を始めようとしていますが、これには、民間の金融機関が強く反対しています。
ゆうちょ銀行の株式は日本郵政株式会社を通して政府が保有しているため、”暗黙の政府保証”があって優位性が高く、民間金融機関の業務が圧迫されるから、というのがその理由です。
ゆうちょ銀行は”民間の銀行”になりましたが、まだ、”普通の銀行”ではありません。
普通の銀行になるのは、ゆうちょ銀行が上場して株が政府の手から離れるときです。
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