2012年9月18日 18:25
子供の意識と行動はここ15年でどう変わった? 友達より家族に意識がシフト
博報堂生活総合研究所は、5年前(2007年)と15年前(1997年)に行った小学4年生~中学2年生対象の「子供調査」を、現在の同世代の子供たちに実施。
この15年間における、日本の子供たちの意識や行動の変化を比較分析した。
2012年の「子供調査」は、2月16日~3月12日にかけて、首都圏40km圏内に住む小学4年生~中学2年生(2012年3月31日現在)の男女1200名を対象に実施した。
最初に「家族との関係」について調査。
「子供たちが家の中で一番いる場所」という設問では、「自分の部屋」がこの5年間で大幅に減少し、「居間」が大きく増加している。
また、「家族といっしょにいる方が好き」も大きく増加。
家族との親密さが増しており、子供たちは自分の世界の確保よりも、家族と一緒にいて安心できることを求めているようだ。
家族と友達との大切さ比較では、97年から07年まで横ばいだった「家族の方が大切」と答える子供が、ここ5年で増加。
さらに大切な話をはじめに話す相手は、97年から07年にかけて友達が増加していたが、今回の調査では友達が大幅に減少している。
いずれも「家族」を重視する意識が上昇しており、家族へ気持ちがシフトしている様子がうかがえる。