ポール神田の世界は英語でつながっている! (7) 米国でパトカーに追いかけられ手錠をかけられた話
しばらくすると、ずっと後ろで、パトロールカーがサインを点灯させながら、追尾してくるのがわかった。
ボクは、スピードを出しているわけでもない、そして酔っぱらい運転でもない。
慎重に運転していたはずだ。
こちらには、何も悪いところはない。
しかし、後ろのパトカーは、さらにボクのクルマとの間を詰めてくる…。
イヤな予感だ…。
何なんだ?と思いながら、スピルバーグ監督の「続・激突カージャック」のような不気味さを覚えながら、ややスピードを落としてみた。すると後ろのパトカーもスピードを落とす…。
今度は、スピードを60マイルにあげてみた……すると、同じようにパトカーもスピードを上げる。
まるで映画のワンシーンだ。
ウインカーを出して車線変更すると、パトカーも車線変更。
「何なんだ?」と思い、車線を元にもどした途端、けたたましいサイレンと共にパトカーはボクを追い抜き、停車するようにと窓を開けて手をふっている。
眠いのを我慢して安全運転しているのに……ちょっとムッとして停車した。
すると、警官が2人おりてきて、懐中電灯で照らしながら、ボクのクルマに近寄る。
窓ガラスを叩くので、窓を開けて、運転免許証を見せようとした瞬間。