ポール神田の世界は英語でつながっている! (7) 米国でパトカーに追いかけられ手錠をかけられた話
■大きな声での「Please!」大きな声で警官は、「Please!」と叫んだ!びっくりしたボクは、そんなデカイ声を出さなくてもと思いながら、急いで免許証を探す……と、今度はまたさらに大きな声で「Please!」と叫んだ。
さすがにボクもビビリながらゆっくりと警官を見たら、なんと拳銃をこちらに後ろの警官が構えているではないか~!なんだか、この瞬間、自分の人生が走馬灯のように回りはじめたことを今でも覚えている。
そこからは悪夢が始まった……。
あとでわかったのだが、それは「Please!」ではなく、「freeze!」 だった……。
「フリーズ=冷凍」の意味で、強い意味での「動くな!」だったのだ。
クルマから引っ張り出され、目をつぶって、片足をあげろとか、屈伸をしろとか、ネイティブな英語で、いろんなワザをリクエストされるが、ヒアリングと同時にいろんな行動をしているのでどれもうまくいかない。
すると、「パトカーに両手をつけろ」と言われ、言われるがままにした。
今度は、「右手後ろ、左手後ろ」となんだか、赤上げて白さげない的なプレイになったかと思うと、手首に右からずっしりとした、冷たい感触のものが鈍い音を立てて、左手首へと移った。