2012年11月2日 11:17
山田隆道の幸せになれる結婚 (5) 正しい妻の褒め方
というヒントさえつかめば一気に簡単になり、しかも相手にとっても喜ばれる言葉になる。
そして、いざ妻を褒め始めたら中途半端に終わらないよう、徹底的にそれを継続するといい。
この「徹底的に」こそが、今回のもうひとつのキーワードである。
一般的に男性は、恥ずかしさからか、もし妻を褒めるなら「厭味にならない程度にさりげなく」と考えがちだ。
しかし、実際にはその「さりげなく」が一番恥ずかしい。
これは人前(宴会など)で一発ギャグなどを披露するときの感覚になんとなく似ている。
恥ずかしさを隠すように、気取りながら演じたほうがかえって顔が熱くなり、見ているほうにも痛々しさが伝わってきたりするが、ここはひとつ開き直って、大胆に道化になりきれば意外に羞恥心がなくなり、気分がやけに高揚したりする。
褒めるという行為もこれと一緒で、控えめに相手を褒めたほうが妙な恥ずかしさを感じるもので、その後の会話もしどろもどろになりがちだ。
したがって、相手のことを褒めるなら、執拗かつ徹底的に「褒めまくる」という領域まで針を振り切ったほうがいい。
はっきり言って、ゲームみたいなものである。
間接的な褒め言葉を執拗に繰り出し続けることで、いつのまにか羞恥心を感じる神経が麻痺していき、「次はどうやって褒めてやろうか」