「は? 誰のこと?」「まさか浮気しているなんて疑っているの?」といった論点まであらためて押し返すことは、かなり困難になります。
万が一そう言ってきたら、相手の表情を見て、あわてているようであれば、あらためて一言「ねぇ、いつから?」。
これでほとんどが落ちるはずです。
さらに、YES・NOで答えられる「閉じた質問」ではなく、「なに」「いつ」「どこ」「どのように」などYES・NOで答えられない「開いた質問」をするのも効果アリです。
今回であれば、「いつから付き合っているの?」「何歳くらいの人?」「どこで知り合ったの?」。
開いた質問は、閉じた質問に比べて、答えるのにより大きな労力を必要とするので、前述の「ウソ戦線」を守りにくくなるんです。
これはビジネスやデートでの誘いにも応用できます。
「食事に行きたいんだけど、どうかな?」「ぜひ提携していただきたいのですが、いかがでしょうか?」と聞く場面でも、とにかく一歩越え、さらに開いた質問をしてみましょう。
例えば、話を少し振った後で、「都合がいいのは何曜日?」「正直なお話、いつごろまでに利益が上がることを望まれますか?」という感じです。