2012年12月11日 18:38
愛媛県宇和島市には、世界の性文化見られる神社がある!?
展示物の中には、伊東晴雨や高畠華宵(たかばたけかしょう)といった、“その道の大家”(ともに、淫びな世界観で知られる画家)の作品をはじめとした浮世絵や洋画などもある。
ちなみにそれらをよく見ると、現在、アキバ系の漫画やアニメに登場する、実際にはあり得ないようなプロポーションの女性への憧れは、昔からあったのだということが分かる。
こうした好奇心を駆り立てられる資料館もあるが、実は「多賀神社」自体は、イザナギノミコトが主神の神功(じんぐ)皇后が摂政18年(269)に開基したと伝わる地方最古の神社。
昔から延命栄寿(えいじゅ)や治病、子授けなどのご利益がある、霊験あらたかな神社として信仰を集めてきた。
そんな由緒ある神社に凸凹神堂を造った理由として、パンフレットには「性は宗教なり、哲学なり、性は道徳なり、科学なり、性は生命なり、人生なり(後略)」とある。
つまり、生命の起源として崇高な精神で、前代の宮司が立てたということなのだろう。実は、四国の西端に位置していることもあってかあまり知られていないが、「多賀神社 凸凹神堂」がある宇和島市は、伊達政宗の長子秀宗以来9代にわたって伊達氏の居城だった「宇和島城」