2012年12月26日 07:04
兵庫県の源平合戦の地「須磨」には、自ら“おもろい寺”と名乗る寺がある!
しかし、ただこれだけの理由から自ら“おもろい寺”と名乗ることはないだろう。
では何が“おもろい”のかというと、この寺にはからくりが施された奇妙なオブジェが境内のあちらこちらに点在していて、まるでワンダーワールドのような雰囲気を生み出しているのだ。
具体的にどういうものがあるかというと、小石に絵を描いた石人形を使って源平絵巻が再現されたジオラマ「小石人形舎」や、一切経(いっさいきょう)がされたお堂が堂ごと回転する写経輪堂など。
他にスロットマシーン状のおみくじの箱を背負った子供の像なんかもある。
こうした奇妙なオブジェの中でも特に人気が高いのが、「みざる、きかざる、いわざる」に「おこらざる、みてござる」を足した5匹の猿たち。
そのうちの一匹「みてござる」の頭をなでると、なぜか手に持った双眼鏡がゆっくりと動く仕掛けが施されている。
須磨寺周辺にも、源平ゆかりの場所や観光地が様々に点在している。
代表的なものとしては敦盛塚や戦の浜碑がある「須磨浦公園」が挙げられるが、その他にも、天皇の別荘跡地を公園にした「須磨離宮公園」などが徒歩圏内にある。
また、少し離れているが、阪神間で唯一の海水浴場がある「須磨海浜公園」