くらし情報『京都府は風水に基づいて設営されている!? 京都散策では鬼門方向にご注意を』

京都府は風水に基づいて設営されている!? 京都散策では鬼門方向にご注意を

もあるなど、長年に亘って皇室からの信仰も厚いことで知られる。

日本妖怪研究所所長の亀井澄夫さんは、「平安時代の書き物に鬼が度々出てきますが、出入りする方角はこの鬼門です。また、権力のもっとも及ばない方角が東北地方であったということも、鬼門のイメージに重なります。実際に京都御所は、鬼門をはっきり造形せず、壁にして鬼の侵入を防いでいます」と言う。

実は織田信長が焼き討ちしたことでも知られる「比叡山」も、京都の北東に位置する山ということから「延暦寺」は鬼門封じとして置かれた。また、上京区寺町通今出川上ル西入ルにある幸神社もその役目を担うものとして造られているなど、都を守るために鬼門は長く忌み嫌われてきた。

じっくり京の町を歩いてみると、御所以外にも五重塔で知られる「東寺」の北東部はあいまいな空間となっていて駐車場として利用されていたり、「西本願寺(龍谷山本願寺)」や「東本願寺(真宗本廟)」など古くからある寺社などの東北部分は切り取られていたりすることが発見できる。さすがに最近の建物には表だって鬼門を避けて造られているものは少ない。
それでも家を設計するに当たっては、今でも北東部(表鬼門)と南西部(裏鬼門)

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