【コブスくんのモテ男道!】舌のこけを磨くのはNO! 歯科医に聞く正しい口臭対策とは?
体が活動し始めると、だ液をつくるだ液腺が刺激され、だ液がたくさん分泌されてきます。
あと、抗うつ剤、鎮痛剤、降圧剤などの薬の服用は、体中の生理的分泌を抑制する作用があります。それで、だ液の分泌も抑えられて、口が渇く原因になります」
■だ液の分泌を促すには、水を飲む
――自分で、だ液の分泌を促す方法や、ドライマウスの対策はありますか。
江上先生「先ほどの自律神経を整えることと並行して、水をたっぷりと飲んでください。口臭を感じる人やドライマウスの人の場合、全身が水分不足になっていることが多いんです。体に水分を与えることが大事なので、いつも携行して飲んでください。
ただし、コーヒーや紅茶、緑茶などのカフェインやポリフェノールなどが入ったし好飲料は避けてください。利尿作用があるので、せっかくとった水分が、だ液分泌にまわらず、尿になって出てしまいます
――タバコやお酒はだ液の分泌に影響しますか。
江上先生「強く影響します。タバコの成分であるニコチンは、末梢(まっしょう)血管を収縮させる作用がありますので、だ液腺の活動を抑え、だ液の分泌を減少させます。さらに、タバコのニオイは口臭に直結します。