【コブスくんのモテ男道!】コミュニケーション講師に聞く。間違いがちな敬語マナー
(大嶋さん)
■身内への敬称の間違い
「うちの奥さん」、「私のだんなさんのおかあさん」、「うちの社長」
これもよく聞く言い方ですが、「自分の家族や身内に敬語を使うのは間違いです」と大嶋さん。
正しくは、「妻」、「夫の母」、「弊社の社長」などですが、「最近では、家や身内で1単位という認識が薄れ、家族でも他人行儀になっていることがあります。そのため、家族同士でもへりくだるようになったのでは」と大嶋さんは分析します。
「奥さんが大切な人であるのは分かりますが、『今日、奥さんの誕生日だから、早く帰らないと』のように言う人が増えていますが、50代、60代の方が聞いたら、失笑されます」(大嶋さん)
ユーモアの範囲だと分かっての使い方であればOKでしょうが、上司や目上の人との会話などで使ってしまうのはNGです。
■ビジネス用語のつもりが失礼に
(お客さまに向かって)「了解しました」、「わが社といたしましては」
「了解」が間違い!?と驚く人も多いのではないでしょうか。
「『了解』は、相手の事情を理解して、認める・許すという意味なので、上から目線になります。上司やお客さまに対して使う言葉ではありません」