【コブスくんのモテ男道!】コミュニケーション講師に聞く。間違いがちな敬語マナー
(大嶋さん)
また、「『わが社』、『弊社』、『当社』の区別がついていない人が多い」という大嶋さん。「『わが社』はプライドを持っていう言葉で、社長が『わが社一団となって不況を乗り越えよう』など、社内で叱咤激励(しったげきれい)するときに使います。
『弊社』は最もへりくだっている言葉で、社外のお客さまに対して使う言葉です。『当社』は客観性が高い言葉なので、プレゼン資料や商品パッケージなどのデータで『当社比』のように使います」(大嶋さん)
■敬語のつもりで実は間違い
「こちらが○○の方になります」、「○○でよろしかったでしょうか」
コンビニやファストフードなどの接客業でよく聞く言葉ですが、「正しくは、『○○です』、『○○でよろしいですか』です」と大嶋さん。
「敬語には婉曲表現というものがあり、『~してください』を『~してくださいませんか』のように語尾をやわらげる言い方があります。そのため、『~の方』や『よろしかったでしょうか』を、遠回しの表現だと勘違いして使う人が増えたのではないでしょうか」(大嶋さん)
さらに大嶋さんは、次のように続けます。「敬語を正しく使うことは、自分のステータスを上げることにもつながります。