くらし情報『【コブスくんの使えそうな仕事術】心療内科医に聞く。大食いと過食症の違いとは?』

【コブスくんの使えそうな仕事術】心療内科医に聞く。大食いと過食症の違いとは?

「過食症は、神経性大食症という病気です。この場合、食べ過ぎたあとに自分で嘔吐(おうと)する、下剤を飲んで出すなど、食べ過ぎたことを打ち消す行動を伴います。同時に、ひどく後悔するなどの精神的不安もあります。体重は正常範囲です。

基本はやせたい願望の反動にあたる行動で、拒食症も合併して拒食と過食を繰り返す摂食障害の場合もあります。

また、むちゃ食い障害という、打ち消しの行為をとらない病気もあります。過食症同様に強い自己嫌悪を感じます。

大食いの場合は、打ち消す行動や、不安を伴ったり悔やむことなどはありません。
食べることに充実感を覚えながら、太っていくのが普通です」

――つまり、食べ過ぎたことを打ち消す行動をとる、自己嫌悪に陥るときは過食症ということですね。どう対策をすればいいのでしょうか。
「『自分は自分に甘い大食いだ』などとひとりで悩まずに、早いうちに精神科か心療内科の医師に相談してください。過食症では?と自覚することなど、適切な治療が必要です」(野崎先生)

――過食症になると、体にはどう影響するのでしょうか。
「拒食のときはダイエットに成功している気分になって精神的には元気な様子になりますが、反動で過食になると、うつの症状が出ることが多いんです。

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