【コブスくんのモテ男道!】専門医に聞く。急増中の「ヘッドホン難聴」を防ぐには?
スマートフォンや携帯型音楽プレーヤーでヘッドホンを使う人が急増中と言いますが、同時に難聴になる人が増えているというニュースが続いています。
そこで、聴覚の仕組みや難聴の予防策について耳鼻咽喉科専門医でとおやま耳鼻咽喉科院長の遠山祐司先生にお話を伺いました。
■個人差や体調によっても難聴になりやすさが違う
――ヘッドホンやイヤホンによる難聴が多くなっていると聞きますが、先生の病院でも増えていますか。
遠山先生ここ1~2年、ヘッドホンで音楽を聴き続けたことによって耳が聞こえづらくなったという患者さんが増えています。以前は「ロック難聴」といってロックのコンサートやディスコの強大音で難聴になるケースがありました。
今はヘッドホンやイヤホンで音楽を聴くのが習慣になっていて、突然耳が聞こえづらくなる症状で来院する人が多いんです。
大きな音を聞いたあとは、誰もが一時的に耳が遠くなりますが、その後平常の状態に戻ります。
また、一般的に言うと、若いうちはもとに戻りやすく、年齢とともに戻りにくくなる傾向にあります。
とはいえ、個人差も大きく、その日の体調によっても影響の度合いは大きく左右されます。