昨年は震災の影響ですごく減って、業界は大変だったよ。今は、70~80カ所ぐらいかなあ。
――80カ所として4.5日の1回の割合ですね。スゴイ頻度で花火大会があるんですね。
細谷社長4.5日に1回で、1年ならして開催してくれたら助かるんだけどね(笑)。実際は夏に集中するからもう大変です。全国を飛び回ってね。うちは最大500人ぐらいを動員してやってます。
――花火師さんに繁忙期ってあるんでしょうか?
細谷社長ゴールデンウイークを皮切りに梅雨まででまずひと区切り。梅雨の間は無理だから。梅雨が明けてから本格的に忙しくなってお盆前でまたひと区切り。その後秋祭りやらの地方での祭礼があって忙しくなります。10月には運動会やなんか、音だけの花火なんてのもあってね。冬は冬で、空気が澄んでいて花火がきれいに見えるから冬の花火イベントもあります。
――夏が最盛期だとしても、春を除けば結構どこかで花火を打ち上げているんですね。
細谷社長日本で一番早い花火大会ってことで4月にやる沖縄もあるけどね(笑)。
日本人は花火が好きなんですよ。
■江戸の花火のルーツ
――細谷社長の地元、江戸ということで、やはり一番有名なのは「隅田川の花火大会」