【雑学キング!】フランス人に学ぶ・質素な暮らしを優雅に楽しむアイデア
残った野菜は捨てずに、ゆでてつぶしてポタージュに。肉を焼いたら、フライパンに残った肉汁は飲み残しのワインを注いでステーキソースに。
ラップだって、何度も使います。ラップの再利用は当たり前なのよ」
ケチというより、ムダがないのですね!
■「買えないから買わない」のではなく「なくても困らないから買わない」
──実は私、「高いし自分でも作れず、手に入れられない物」がたくさんあって、よく劣等感にさいなまれることがあります。フランス人は切り詰めた生活の中で、そういう感覚を持つことはないのでしょうか?
「そうね。確かに今の日本には、購買意欲がそそられる物や情報があふれているから、欲しいものが手に入らないことがストレスになるのもうなずけるわ。
だから、『ステキだけど手に入らない物』は『観賞用』と思ってはどうかしら。
そもそも『買えないから買わない』物より、『なくても困らないから買わない』物の方が多いでしょう。
フランス人にとって『買い物』とは、暮らしに必要な物を補充すること。そういう考え方を持てば、卑屈にならずにすむんじゃないかしら」
──なるほど、発想の転換ですね。
「フランス人は、質素を『苦』と思っていません。